やっと週末!…といっても、火曜日と木曜日に午後半休をとったので、
あんまり感動が無いです。
シンタロウです、こんばんは。
昨日は飲みに行った帰りに、地元の駅からタクシーで帰ったんです。
時間的にバスもあったけど、ちょっと面倒くさいし、寒いし、
「週末なんだからちょっとブルジョアしてみてもいいじゃない」という理由から、
バス乗り場ではなくタクシー乗り場へ。
駅のロータリーには、客待ちのタクシーがずらりと並ぶ。
終電で帰ってくると行列ができるのだが、
夜10時半頃ということもあり、すんなりとタクシーに乗ることができた。
ロータリーに並ぶタクシーは普通のタクシーが多いのだが、
一台だけトヨタのプリウスを使用した個人タクシーが停まっていることがある。

↑プリウス。*プリウス (Prius) は、トヨタ自動車が1997年に世界で初めて市販した
量産ハイブリッド自動車である。(Wikipediaより)
昨日は偶然にも、そのタクシーに乗ることができた。
行き先を告げると、歳の頃で約50歳の運転手は「はいよ。」と答え、車を出した。
走り出して5分ほど経った時、運転手がこう話しかけてきた。
運 「お客さんも、生きちゃいませんわな。」
携帯をいじっていた私は、とっさに話しかけられて何のことか分からなかった。
シ 「はい?生きちゃいない?」
運 「えぇ、あと50年も生きちゃおられないですわな。」
いきなり口を開いたかと思えば、「お前はあと50年も生きちゃいない。」
などと前フリもなく言うおやぢ。
なんの事かぜんぜんわからない。
シ 「はぁ…?(ほんとに分からん)ま、そうかもしれませんね。」
運 「お客さん、知ってます?地球の温度はあと50年したら4℃上がるんですよ。」
あぁ、なるほど。
地球温暖化の話が前提にあった上で、
「あと50年もいきちゃおられない」とか言い出したのか。
それを先に言わないとなんのこっちゃわからんだろ。
というか、寿命の話でいうなら、50年後に生きていない可能性が高いのは、
俺じゃなくて、あんたの方だと思う。運 「最近、温暖化が進んでますでしょう?排気ガスや何やらが原因だとか。」
シ 「えぇ、まぁ、そうですね。」
一応、大学では環境問題に関する授業を多く履修していたから、
このおっちゃんよりは温暖化と環境問題については語れる自信はあった。
しかし、このおっちゃんと温暖化について語るつもりはないし、
50年後がどうなっているかということよりも、
目先の「スノーボードができる程度に雪がふるかどうか?」にしか関心はない。
それに、酔ってたし、そんな話はどうだってよかった。
運 「温暖化は加速的にすすんでいくことでしょうね。」
シ 「ま、そうですね。温暖化が進めば海面が上昇して、
海の底に沈んでいく部分は多いでしょうね。」
運 「ま、それは別にいいんですが、」
え… せっかく話にもタクシーにも乗ってあげたのに、
俺の話は、聞く気なし!?運 「重要なことはね、お客さん。個人個人ができることをすべきだと思うんです。」
シ 「ま、まぁ… そうですね。」
一体、このおじさんは俺に環境問題や温暖化について語ってどうするのか?
何かそれ以上に伝えたいことがあるのか…?
運 「だから私も環境に配慮してですね、」
シ 「はい。」
運 「出来るだけガスを排出しないような車を選んで運転してるんです。」
…!
ははーん…。
運転手さん、あんたがその話を振った意図が分かったぞ。
今乗ってるプリウスに興味を持って欲しいんだな?プリウスタクシーという、本当にめずらしいタクシーにのった俺が、
あまりにも普通に携帯いじりながらタクシーに乗ってるもんだから、
もっといじってほしかったんだな、自分の車を。このタクシーには以前にも一度乗ったことがある。
その時は珍しかったから私からプリウスについていろいろ質問をした。
その時は運転手も、嬉しそうに自分のプリウスについて説明してくれた。
そして、運賃を割り引いたりもしてくれた。
しかしだ、今回は自分から「いじってくれ」といわんばかりに攻めてきた。
しかも、回りくどく温暖化の話を切り口に。
素直に言えばいいのに、「この車、すごいでしょう?エコロジーでしょう?」って。
しょうがないな、おじさん。
絶対に、褒めたりいじったりしてやらねぇ。運 「特にタクシーは、多く走ってますからね。私だけでも貢献せんとね。」
シ 「そうですね。でもまぁ…、
車大国のアメリカが排ガス規制に取り組まないと、意味ないですよ。」
運 「えぇ… ま、そりゃそうなんですけどね。
でも、やっぱり日本でも、積極的に取り組まないとね。個人が。」
シ 「あ、そこはまっすぐでお願いします。」(無視)
運 「昨日、中国人のお客さんを乗せたんですけどね、言ってはりましたわ、
上海は排気ガスがすごくて、昼も曇りみたいな状態だって。
やっぱり、車の排ガスは抑えていく努力をせんとね。」
シ 「へぇ、そうなんですね。」
運 「このプリウスなんですけどね、燃費どれくらいか分かります?」
きたきた。プリウスの性能に触れだしたぞ。
シ 「さぁ、低いんでしょうね。
あ、
そこ右に曲がってもらえます?」(無視)
運 「リッター○○km(忘れた)なんですわ。
電気とガソリンで走るもんですからね、そりゃ燃費低いし、
排ガスも少なく抑えられるってもんですわ。はっはっは!」
わ…
笑ろてるでぇ…。シ 「そうなんですねぇ。ま、
弟がプリウスを販売してるので、
だいたい知ってましたけど。。」
運 「…。」
こうして、プリウスを褒めることもなく、おじさんの話を適当に流し続けた。
エコロジーに関心を持ち、実践するのはいいことだが、
自分のプリウスを自慢するのに使うのは、やめていただきたい。
ちょっとうっとうしくて、酔っててめんどくさかったもんだから、
こんなことを口にしてしまった。
シ 「ま、車を極力運転しないのが、一番環境にいいんですけどね。」
それから、おじさんは私に話しかけるのをやめた。
多分、ムッとしたのでしょう。
口には出さなかったが、もう一言いってみたかった。
「低燃費の車を買ってタクシーにするよりも、
排ガスを出さない職業に就くことのほうがよっぽどエコロジーですよ。」
年々、性格が悪くなっていく自分が嫌。

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ただ今のランク、
こんな感じです。
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